アーリーリタイアするために必要な投資額

2020年6月13日土曜日

アーリーリタイア 投資

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棒グラフが等倍で増えていく

どうも、ゆゆじねふです。

大分期間が空きましたがアーリーリタイアに必要額を求めた記事の続きで、
今回はその金額にまで資産を築き上げるのに必要な金額とリターンを見ていきます。


前提条件

私の場合は7,500万円が最低ライン、9000万円が安全ラインです。また私は2041年5月をアーリーリタイアの目標にしています。そのため投資期間は今から数えると21年になります。また現在の資産は約500万円程度とします。

上記の条件から最低と安全の2つの金額を作るまでの過程を計算していきます。

計算のために使うサイトは楽天証券が公開している「積立かんたんシミュレーション」です。

このサイトでは数字を入力することで、将来の資産額や毎月の積立金額、積立期間や必要リターンを計算してくれます。

無理だけど運用せずに貯金だけでためる場合

無理だとは思いますが、まずは貯金だけで貯めようとした場合から見ていきます。
7,500万円、9000万円の2パターンについては必要金額から今ある500万円を差し引いた額を21年で形成していきます。

利回りについては、銀行の預金金利が現状0%近くで今後も上がる見通しがないため0%で計算していきます。

7500万円の場合

21年間毎月積立をおこない、500万円を差し引いた7000万円を作り上げます。

毎月277,778円が必要になる

毎月約27.7万円のお金が必要になります。

9000万円の場合

21年間毎月積立をおこない、500万円を差し引いた8500万円を作り上げます。

毎月337,302円の積立が必要である

毎月約33.4万円のお金が必要になります。

貯金だけでは事実上不可能

7500万円の場合でも毎月27万円以上と、かなりの高額を積立しなければならない結果になりました。

ちなみに私の毎月の手取りは約18万円ですので、給料全額を積立しても21年以内に到達することが出来ません。ボーナスも年間30万弱であるため、月換算で足し込んでも到底足りません。

結果として、名目上の元本保証である貯金だけでアーリーリタイアに必要な資産は作れないということになります。
月の手取りが50万超えの高給取りならば可能でしょうが、私はなれる見込みがないので諦めます。

資産運用で増やす場合

次に資産運用で増やしていく場合を見ていきます。
運用する計算をするのに必要になるのが投資リターンです。

私はアメリカに投資しているので、その代表的な株式指数であるS&P500のリターンを参考にします。
S&P500のリターンは10~30年程度のスパンで、年率4.5~6.5%程度で推移しています。


切り取る期間によって幅がありますが、ここでは5%と6%の数値で見ていくことにします。

今ある500万円の21年後

楽天証券のシュミレーションには初期投資額の設定がないため、今ある500万円は別で運用計算して、その金額を差し引いた額を目標に積立計算します。

まずは今ある500万円を21年間運用した場合です。

5%で運用した場合は、21年後には約1392万円になります。

21年で13,929,813円


6%で運用した場合は、21年後には約1700万円になります。

21年で16,997,818円


500万円を21年間寝かせておくだけ2~3倍にも増加します。
これが「複利は人類史上最大の発明」と言われるゆえんでしょう。

ここでもとめた1392万円と1700万円をそれぞれの目標金額から差し引いて計算していきます。

7500万円の場合

5%で運用するときは、1392万円を差し引いた6108万円を21年間毎月積立で計算します。

毎月137,462円が必要である


結果は毎月約13.7万円のお金が必要になります。


6%で運用するときは、1700万円を差し引いた5700万円を21年間毎月つみたてで計算します。

毎月115,337円が必要である

毎月約11.5万円のお金が必要になります。

結果として毎月11.5~13.7万円になりました。
どの場合でも貯金のみの時と比べて、だいぶ実現可能な金額になりました。

9000万円の場合

5%で運用するときは、1392万円を差し引いた7608万円を21年間毎月積立で計算します。

毎月171,220円が必要である

毎月約17.1万円のお金が必要になります。


6%で運用するときは、1700万円を差し引いた7300万円を21年間毎月つみたてで計算します。

毎月145,166円が必要である

毎月約14.5万円のお金が必要になります。

結果として毎月14.5~17.1万円になりました。
5%の場合は厳しい金額ですが、6%の14.5万円は頑張れば届きそうなラインだと感じました。

ゆゆじねふの三密PFのリターンである8.36%で計算すると

ちなみに私の想定ポートフォリオ(S&P500:40%、VTI:30%、QQQ:40%)の場合、
2001年7月から2020年5月までのリターンは8.36%です。


リターンは三密PF:8.36%、S&P500:6.93%

このリターンを元に計算した場合、今ある500万円は21年で約2699万円と5倍以上にまで増えます。
21年で26,990,997円

これをそれぞれの場合で見ると
  • 7500万円→毎月70,388円をつみたて、4801万円で達成
  • 9000万円→毎月92,380円をつみたて、6301万円で達成
になります。この場合毎月10万円以下の入金で達成することが出来ます。
これなら一人暮らしを始めて生活費が増えても苦労しないで済みそうです。

ただしこれは2001年夏から今日までのリターンが今後も続いた場合です。
例えばITバブル崩壊直前の2000年1月から今日までの場合は5.75%です。

たった1年半、期間が違うだけでリターンの数字は大きく変わるため、8.36%を鵜呑みにするのはやめたほうが良いでしょう。

もちろん、今後も市場平均よりは高いリターンが期待できると考えてこのようなPFを組んではいます。実際に自分のPFのリターンは、2000年1月から見てもS&P500のリターンより高い数字になっています。

最低ラインなら5%、安全ラインなら6%のリターンが欲しい

以上のようにみてきましたが、私の結論としては
  • 7500万円の最低ラインには5%のリターン
  • 9000万円の安全ラインには6%のリターン
が実現されればアーリーリタイアできると考えました。

この結論は私の場合ですので、人によって目標額や必要リターンは異なってきます。

また今回の計算は毎年、設定したリターンが実現できるという想定で算出されています。実際には毎年同じになるわけではなく、設定値より変動します。毎年変動する中で、一定期間で区切り、均すことでそのリターンの数字がでてきます。

また例え同じリターン値であっても、買ったタイミング等により最終的な資産額は必ずしもシュミレーションと一致しないため注意する必要があります。

ここまで計算をしてきた意味とは、投資結果の目安を知ることで自分の方向性が間違っていない事を確かめるためです。

もしも、自分が運用するPFの想定リターンが計算した数字以下であると気が付かなければ、自分がリタイアしたい時にリタイア出来なくなります。そうした失敗をしないためにも予め計算する必要があります。

本来ならアーリーリタイアすると決めた時にやるべきことです。
後回しにせずに早めに計算するべきでしょう。

計算することでよりアーリーリタイアしたいと思った

また実際に計算していく中で、自分の頭で思い描いてるリタイアまでの道筋を具現化して整理する意味合いもあると思っています。

人にもよりますが、このような人生の目標に関わる事は、計算や調査する過程も楽しいと感じることが出来るのではないかと、今回作業していて思いました。。
そして計算した結果を見ることで、自分の行動は間違ってはいないと自信をつけることが出来ます。
目標に近づいているという実感もここで確かめられるでしょう。

それがアーリーリタイアするための行動力に繋がるはずです。

頭の整理も兼ねたり、目標への手触りを掴めたりする意味でも、定期的に計算してみるのも良いと思います。



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1995年生まれ、実家暮らしをしながらサラリーマン生活をし、将来的にアーリーリタイアを目指しているらしい(*‘ω‘ *)

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