QQQのリターンはGAFAMとナスダックの魅力次第

2020年6月7日日曜日

投資

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NASDAQと書かれた新聞を読む人



どうも、ゆゆじねふです。

GAFAMに左右されるQQQ

私は、SlimS&P500とVTIとQQQを主軸に投資をしています。
特にQQQはナスダック(NASDAQ)市場に上場する
金融以外の時価総額上位100社で構成されています。

中でもGoogle,Apple,FaceBook,Amazon,MicrosoftのGAFAMだけで
金額ベースの構成比で半分近くを占めています。

ここ数年の値動きはS&P500よりもよく、コロナショックからいち早く回復しています。
思わず、QQQに全力投資をしてしまいそうな勢いです。
私もコロナショックのタイミングでQQQへの投資を始めました。

一方でQQQの懸念点の一つは、GAFAMの勢いが弱くなるとパフォーマンスも低下する恐れがあることです。
既にこの5社だけで、TOPIXを構成する東証一部上場企業全体の時価総額を超えるほど巨大になっています。

まだまだ各社とも成長の余地があるとはいえ、ここ10年ほどの株価上昇がこの先も続くかは分かりません。
伸び盛りの企業から成熟した企業になった時にどう評価されるのかで大きく変わってくるでしょう。

方やS&P500はGAFAMの占める割合は2割程度なので、幾らかは影響はあるでしょうがQQQよりは少なくて済むでしょう。

QQQはナスダック市場のみ対象

もう一つはQQQの投資対象はナスダックに上場している上位企業であるため、
ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場している企業は対象外です。

そのため、NYSEの企業がGAFAMのような存在になった時や
GAFAMのどれかがNYSEに移動した場合は
QQQではその企業への投資が出来なくなり、その魅力はやはり半減するでしょう。

もしもGAFAMがNYSEとナスダックにバラバラで上場していた場合、
QQQはここまで持て囃されなかったでしょう。

GAFAMがナスダックに揃っているからこそ、QQQに存在価値を見出している人が多いでしょう。

ナスダックは世界初の電子株式市場として生まれ、そのタイミングからか多くの新興企業の上場先として選ばれてきました。
結果的にGAFAMを筆頭としたインターネット時代の企業が多く集まっる事になりました。

今後も新興企業の上場先として選ばれ続けていれば、GAFAMが落ち目になっても新たな企業に
その座を譲る新陳代謝をナスダック内で完結してくれるでしょう。

今の状態が続く限りはQQQを持つだけで、その時の時代の覇者と言える企業を保有しその成長の恩恵を受けられるでしょう。

一方でNYSEもナスダックと企業の奪い合い競争をしているので、時流が変わりNYSEに新興企業が流れるようになるとナスダック内での新陳代謝が衰えるかもしれません。
そうなってしまえばQQQは伸び悩んでしまうでしょう。

QQQよりも市場全体が万人向け

このようにQQQにはGAFAMに偏っている以外にも、ナスダック市場のブランド力にも左右されるリスクがあります。
これからもナスダックには新しい企業が集まり続けられると判断出来るのであれば、引き続きQQQに投資をしても問題ないでしょう。

ナスダックだけに拘るよりもNYSEも含めて米国市場全体に投資をしたい場合はS&P500やVTI、あるいは「バンガード・米国グロースETF(VUG)」のような市場全体から選別したグロース株に投資するETFを買うほうが良いでしょう。

かつてはオールドエコノミーのNYSE、ニュー・エコノミーのナスダックとして色合いが異なっていました。取引の利便性やティッカーシンボルにも違いがありましたが、今では双方共に制度が入り乱れて殆ど違いが分からなくなってきています。

取引所別での特性が薄まってくると、どの取引所にも魅力的な企業が分散することになります。そうするとQQQのように取引所を絞ることの意味は無くなるでしょう。

大抵の場合、どこの取引所に上場しているかで企業を判断することは殆ど無いので、QQQのように取引所単位で組入銘柄を選定するETFが人気なのはやや特殊な事象と言えるかもしれません。

もっともアメリカへの集中投資も特殊と言えますけどね。

それでも私はQQQへの投資を続ける

私は上記の観点を加味しつつ、今後もナスダックはベンチャー企業が活躍できると見込んで、QQQへ資産の40%程度を投資をします。

そして残り60%を米国市場全体に投資するS&P500とVTIに投資して、
たとえナスダックが落ち込んでも市場平均リターンをある程度享受出来るようにしています。



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